2007年09月07日

キレる大人

先日NHKテレビ「クローズアップ現代」という番組で
『“キレる大人”出現の謎』
というモノを放送していた。
普段こんな早く帰宅しないのだが、たまたまニュースのあと見ていた。
思い当たる内容に、釘付けになってしまった。
「キレる」 イヤな言葉  今、完全にマイナスをイメージする言葉

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9月3日(月)放送
“キレる大人”出現の謎

「電車で携帯電話の使用を注意したところ無視され殴る」「病院で待たされ看護師に暴行する」。ここ数年、些細なことで突然感情を爆発させて怒り暴力に訴える、いわゆる"キレる"大人が増えている。暴行事件で検挙された20歳以上の大人は、ここ10年で4倍以上に達した。そして、その多くが普通の市民たちである。実は最近の研究で、強いストレスによって「セロトニン」といわれる脳内物質が破壊され、キレやすくなることが解明されてきた。その一方で昔の"雷おやじ"のような厳しく叱ることと、"キレる"ことが混同されているのではないか、という指摘もある。なぜ大人たちは"キレる"のか?その原因と対策を徹底検証する。
(NO.2458)

スタジオゲスト : 春風亭 小朝さん
    (落語家)
スタジオゲスト : 齋藤 孝さん
    (明治大学教授)

     以上番組HPから引用

はじめ 何で落語家がコメンテーターなの?と思ったが、
さすが 小朝師匠 お客の ”こころ” を見ながら芸を進める噺家業であった。
有名な学者先生より、よっぽと問題の本質を見抜き、原因を指摘していたことか。
なるほどと思わせる部分が多かった。
師匠を呼んだ、この番組のスタッフの手腕にも脱帽した。

番組の中で電車の中の例をドラマ風にやっていたが、自分がその注意する側の当事者だった場合同じ行動を取りそうで非常に怖かった。注意しても、無視されたり逆に言いがかりつけたりしたら
感情のおもむくまま、爆発しそうで怖かった。・・・
これはセロトニンが足りないのだそうだ。


すぐにキレることは脳内のセロトニン分泌がうまくいっていないことが
脳科学からわかってきたそうです。
30代、40代の働き盛りはより強いストレスにさらされセロトニンも減る。
キレることと鬱とは関連性があり、他人に向かえば攻撃的になり、
自分に向かえば鬱や自殺などになると言っていました。    ヒェ~

その対策としては、
人は自分が尊重されたい、認められたいという潜在的な欲求があるのだから、
意識的に誉める習慣をつくってみてはどうかという意見を小朝師匠が言ってました。
確かにそうなんだけど でもコレがなかなか難しいんだよ。

昔から日本人はコレが不得意で人からネガティブなことを言われれば
なにクソって我慢しながら、頑張っちゃって見返す形に持っていくんだと思うんだけど・・・
今はもっともっと誉めなくちゃいけないんですね。  (あぁー誰かほめてくれぇ)

脳内のセロトニン分泌を促進させるものとして、腹式呼吸・フラダンス・座禅などが良いそうです。
                            
タグ :世相責任


Posted by kobay at 08:15Comments(14)