2009年05月07日
映画/グラン・トリノ
グラン・トリノ Gran Torino
長年一筋で勤め上げたフォードの工場を引退し、妻にも先立たれた孤独な老人ウォルト・コワルスキー。自宅を常にきれいに手入れしながら、M-1ライフルと 72年製フォード車グラン・トリノを心の友に静かで退屈な余生を送っていた。しかし彼の暮らす住宅街に、もはや昔馴染みは一人もおらず、朝鮮戦争帰還兵のコワルスキーが嫌ってやまないアジア人をはじめ移民の外国人ばかりが我が物顔でねり歩く光景に苦虫をかみつぶす毎日だった。そんなある日、彼が大切にする庭で、隣に住むモン族の気弱な少年タオが不良少年グループに絡まれていた。彼らを追い払おうとライフルを手にしたコワルスキーだったが、結果的にタオを助けることに。タオの母親と姉がこれに感謝し、以来何かとお節介を焼き始める。最初は迷惑がるものの、次第に父親のいないタオのことを気に掛けるようになるコワルスキーだったが…。
監督主演 クリント・イーストウッド
チェンジリングの感動の余韻も冷めやらぬまま またしてもスゴイ作品を観た
グラン・トリノとは 車の名前。
ワタシは車にあまり興味がないのでよく知らないがかつての名車らしい。
しかし車が主役の映画では無い。 それはいろんなモノの代名詞
アメリカであったり 主人公コワルスキーであったり
クリント・イーストウッド本人であったり・・・そんな気がする
まさに彼そのものの映画であった。
自分の妻の葬式から映画は始まり、そこで見る自分の息子や孫に対しても
今どきの若いヤツはと いぶかっている。
そして何かと言葉をかけてくれる神父に対しても容赦ない。
おととい来やがれ みたいにとりつくシマがない。
そこにはかなり偏屈でどうしよう無い男として描かれていく。
そんな彼の隣の家にモン族の一家が越してくる。
文化も違い、純朴そのものの彼らの行動を明らかに拒絶する彼だがある事件をきっかけに
段々とその溝は埋まり 間は縮まっていく。少年との交流、男として自信、責任
偏屈な彼も男として生き甲斐を見出していくのだった。
そこに至るまでの話は観ていて思わず笑みが出る、
脚本の妙だがそれ以上にイーストウッドの演技の真骨頂だ。 泣ける(ハリー風)
ラストは言えるわけもないが
今までのイーストウッドの出演作の展開をどうしても想像してしまう。
しかし そこにはアッと思わせる それ以上の展開が待っていた。
映画とすればハラハラドキドキ二転三転するようなものでは無く
一気に盛り上がり ココで泣けと言う感じでもない。
エンドロール、うたかた夫人さんが言うように
イーストウッド本人が歌っていると思われる歌が静かに流れる
ウォルトの意志を心に秘め グラン・トリノを転がす少年タオ、
自分の生きた証をそれを受け継ぐモノに渡す
そこに行き着くまでの経緯はどうあれ 男とすればある意味最高かもしれない
海沿いの道を淡々と流す映像は やはり哀しく写り ワタシは茫然とながめていた・・・。
イーストウッド ファン以外にもぜひ観てほしい。

グラン・トリノ - goo 映画

監督主演 クリント・イーストウッド
チェンジリングの感動の余韻も冷めやらぬまま またしてもスゴイ作品を観た
グラン・トリノとは 車の名前。
ワタシは車にあまり興味がないのでよく知らないがかつての名車らしい。
しかし車が主役の映画では無い。 それはいろんなモノの代名詞
アメリカであったり 主人公コワルスキーであったり
クリント・イーストウッド本人であったり・・・そんな気がする
まさに彼そのものの映画であった。
自分の妻の葬式から映画は始まり、そこで見る自分の息子や孫に対しても
今どきの若いヤツはと いぶかっている。
そして何かと言葉をかけてくれる神父に対しても容赦ない。
おととい来やがれ みたいにとりつくシマがない。
そこにはかなり偏屈でどうしよう無い男として描かれていく。
そんな彼の隣の家にモン族の一家が越してくる。
文化も違い、純朴そのものの彼らの行動を明らかに拒絶する彼だがある事件をきっかけに
段々とその溝は埋まり 間は縮まっていく。少年との交流、男として自信、責任
偏屈な彼も男として生き甲斐を見出していくのだった。
そこに至るまでの話は観ていて思わず笑みが出る、
脚本の妙だがそれ以上にイーストウッドの演技の真骨頂だ。 泣ける(ハリー風)
ラストは言えるわけもないが
今までのイーストウッドの出演作の展開をどうしても想像してしまう。
しかし そこにはアッと思わせる それ以上の展開が待っていた。
映画とすればハラハラドキドキ二転三転するようなものでは無く
一気に盛り上がり ココで泣けと言う感じでもない。
エンドロール、うたかた夫人さんが言うように
イーストウッド本人が歌っていると思われる歌が静かに流れる
ウォルトの意志を心に秘め グラン・トリノを転がす少年タオ、
自分の生きた証をそれを受け継ぐモノに渡す
そこに行き着くまでの経緯はどうあれ 男とすればある意味最高かもしれない
海沿いの道を淡々と流す映像は やはり哀しく写り ワタシは茫然とながめていた・・・。
イーストウッド ファン以外にもぜひ観てほしい。

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映画 /大統領の執事の涙
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映画 /RUSH プライドと友情
映画 /マイティ・ソー ダーク・ワールド
映画 /アメリカン・ハッスル
映画 /エンダーのゲーム
RUSH /試写会
映画 /大脱出
映画 /永遠の0
映画 /ゼロ・グラビティ
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Posted by kobay at 08:00│Comments(2)
│映画
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映画 「グラン・トリノ」【うたかた日記】at 2009年05月08日 23:37
この記事へのコメント
最後は言葉もなく茫然と・・・そうですね。
誰も席を立つひともなく。
最後結末は意外でしたよ。そんなのぉ・・・って。
大国の闇、イーストウッドのココロからの叫びだったのでしょう。
あれ以外に方法がないほど、かの国は病んでいるのでしょうか・・
デショ!希望的観測ではありますが、イーストウッドの声で歌って、胸に沁み込みましたよね。
もっとも私には歌の意味などサッパリではありますけど(笑)
誰も席を立つひともなく。
最後結末は意外でしたよ。そんなのぉ・・・って。
大国の闇、イーストウッドのココロからの叫びだったのでしょう。
あれ以外に方法がないほど、かの国は病んでいるのでしょうか・・
デショ!希望的観測ではありますが、イーストウッドの声で歌って、胸に沁み込みましたよね。
もっとも私には歌の意味などサッパリではありますけど(笑)
Posted by うたかた夫人
at 2009年05月07日 19:51

コメントありがとうございます。
<うたかた夫人さん>
今までの彼主演の映画を観ていると
やっぱり最後は・・・という展開を想像しますが、
あのラスト。
かなり重く受け止めました。そして悲しい。
ワタシも歌詞は全然理解出来ませんが、雰囲気は感じ取りました。
あとになっちゃいましたがリンクとTBさせていただきます。
<うたかた夫人さん>
今までの彼主演の映画を観ていると
やっぱり最後は・・・という展開を想像しますが、
あのラスト。
かなり重く受け止めました。そして悲しい。
ワタシも歌詞は全然理解出来ませんが、雰囲気は感じ取りました。
あとになっちゃいましたがリンクとTBさせていただきます。
Posted by kobay
at 2009年05月08日 08:17
