2009年05月20日

映画/リリィ、はちみつ色の秘密

リリィ、はちみつ色の秘密 The Secret Life of Bees
映画/リリィ、はちみつ色の秘密1964年、アメリカ南部サウスカロライナ州。4歳の時に誤って母を銃で撃ち殺してしまい、以来罪の意識を抱えたまま生きてきた少女リリィ。冷酷な父との生活に疲れ果てていたリリィは、14歳となった夏の日、黒人家政婦のロザリンが白人から暴力を受けたのをきっかけに、彼女を連れて家を飛び出し、亡き母の本当の心を探る旅に出る。母の遺品を頼りに、ヒッチハイクでティブロンという町に向かうリリィとロザリン。やがてその町で養蜂業を営むボートライト家の黒人三姉妹、オーガスト、ジューン、メイとめぐり会い、ロザリンと共に彼女たちに優しく迎え入れられるリリィだったが…。





原作の邦題に準じたタイトルらしいが やはり題名から受ける印象とはだいぶ違う。
背景には黒人差別社会のアメリカがある。陰湿な時代だ。
主演ダコタファニングの演技も素晴らしいが
彼女を取り巻く4人の黒人女性も素晴らしい。
特に長女オーガスト役のクイーン・ラティファの包容力といったらもう。
トラウマを抱え悩みながらも必死に生きようとする少女を優しく受け止める。

物語は悲しみを乗り越え明るい未来に望みを繋げそうに終わるが、
もう少し父親とも・・・
何とかしてほしかったね・・・

リリィ、はちみつ色の秘密 - goo 映画
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タグ :映画批評

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Posted by kobay at 08:00│Comments(2)映画
この記事へのコメント
こんにちは。
 
 黒人問題の根深さといえば、昔、アメリカへ行った時に、こんなことがありました。
 わたしと友人の女性がロス市内のバスに乗っていた時ですが、気付くと、わたしたちの目の前に黒人の男性が立っています。すると、別の場所のシートに腰掛けていた白人のおばさんが、わたしたちに向かって手招きし、「こっちへ来なさい」と、言うので、不思議に思いながらもおばさんの方へ行くと、彼女は、小声で「あっちの席は、黒人用なのよ。別に、決まっている訳ではないけれど、そういうことなの」と、いうので、未だにそういうことが暗黙の了解のようにあるのだと、びっくりしました。
 今は、オバマ政権になって、どういう風になっているのでしょうか。でも、長年の慣習というものは、そう簡単になくならないのではないかと、思いますが・・・。
Posted by ちよみちよみ at 2009年05月20日 12:02
コメントありがとうございます。

<ちよみさん>
複雑な思いの経験されてますね ちよみさん
その時、黒人の方もどんな思いだったんでしょう。
この映画の中でも理不尽なシーンが幾つか出てきます。
長い歴史の中にすれば、ついこの間まで歴然とした差別があって行われてたわけですからね。
そういった意味からしてもオバマ氏を選出したアメリカという国も、ホントに凄いのか、ただ単に対抗者が悪かったのか
オバマ氏本人よりアメリカという国の真価が問われるのでしょうね。
Posted by kobaykobay at 2009年05月20日 15:47
 
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