2008年06月20日

映画/やわらかい手

映画/やわらかい手
「やわらかい手」
長野でも上映するとロキシーさんのブログで見てから
楽しみにしてました。(笑)
観客は10人ぐらい。内容を知ってか知らずか、
いいオヤジが7,8人・・・
もちろんワタシも含まれてます。(爆)
オマイラ普段映画館で映画なんか観ないだろ(笑)

ロンドン郊外に住む未亡人のマギーは、重病の孫を救うべく手術費用の工面に奔走する。長引く闘病ですでに自宅は手放し、借金をするにも抵当がない。専業主婦の中年女に今更働き口が見つかるはずもなく途方に暮れていたとき目にしたのがセックスショップ「セクシー・ワールド」の“接客”の求人。“接客”の中身を知らずに飛び込んできたマギーにオーナーのミキは呆れるが、その滑らかな手を見て雇うことを決める。

なんと勇敢、なんと無謀。最愛の孫の命に代えられるものなんて何もないと、腹を括って未知の世界に足を踏み入れるヒロインは、手のひらひとつで快楽の極みを男性客に提供する隠れた才能を開花させる。演じるのは、かつてミック・ジャガーと浮き名を流した60'sのポップ・アイコンであり、レザーのジャンプスーツでバイクを飛ばす『あの胸にもういちど』以来38年ぶりの主演となるマリアンヌ・フェイスフル。職業病の“ペニス肘”を患うほど熱心に働くイカセル未亡人の愛情深さが作品全体を貫き、やりようによっては途轍も無く悲惨になってしまうプロットは物悲しくも滑稽な人間ドラマとして描かれ素晴らしく面白い映画になっている。
gooより

観る前の勝手な印象とすればハンカチ必須の感動作かと思ってたら、ちと違いましたね
年を重ねた男女の純粋な恋愛映画でした。ハッピーエンド。
状況、画面、音楽等重苦しい雰囲気ではありますが、結構サラッとしてます。

登場人物達もほとんど笑顔がないし、主人公の活躍する場もある意味凄いとこだし(笑)
映画の中じゃ日本式なんて言ってたけど(笑)見た事も聞いた事もないし
観ているこっちが苦笑するような感じ・・・まったく男ってヤツァー 

しかしホントに考えようによっちゃあ非常に悲惨な状況なんですが、切実感があまり感じない。
それはやはり主人公マギーの持つ雰囲気なのか。 わからない

映画の後半、いままで友人として付き合っていた人とある意味決別するシーン。
もうこうなったら人の目など気にしない。やると決めたら迷う事はない。
理由がなんであれ彼女は自らのその「やわらかい手」によって自信を持ち
自分という存在にも誇りをもてるようになったのだ。確かに失ったものもあるが、
それ以上に得たものは大きかったのだ
そしてこれから待っているであろう素晴らしい人生をつかみ取ろうとしているのだ。
いつまでも受身のままじゃいけない。自分の人生は自分自身で持って切り開いていくのだ。・・・

そしてラスト
ある意味読めちゃったラストですが、かえって思い通りにいって 爽快感はありましたね。
やっぱ 女性の映画ですかね
原題は「イリーナ・パーム」彼女のお店での源氏名

個人的に懐かしかったのは
マギーの今は亡き夫の不倫相手で友人役のジェニー・アガターさん。
久しぶりに観られたのが嬉しかった。それなりにお歳を召してらっしゃいましたが(笑)
自分の中ではベスト10に入る映画に「鷲が舞い降りた」という超マイナーな映画があります。
ドイツ空軍将校役のマイケル・ケインさんが実にカコイイのだ。
WWⅡ時代のドイツ軍の話で英国のチャーチル首相暗殺計画を描いた戦争映画なのですが、
その中の舞台となる英国の片田舎の少女ヒロインがジェニー・アガターさんでした。
ドイツ軍スパイ役のドナルド・サザーランドさんとかなわぬ恋に悩むかわいらしい乙女だったのが
今でも印象に残ってます。  あぁー可愛かったのに(笑)
今回、出演してる事知らなかったので映画に出てきたとき、なんかドキッとしちゃったよ(笑)

やわらかい手 - goo 映画
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タグ :映画批評

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Posted by kobay at 12:00│Comments(6)映画
この記事へのトラックバック
物語は悲惨なのだが、どこか滑稽でどっしりとしていて楽しい映画だった。     塩尻市の「HROM EAST]にて5/23(金)まで 0263-52-0515やわらかい手 - goo 映画<あら...
映画 やわらかい手【うたかた日記】at 2008年06月21日 00:14
この記事へのコメント
ちょっと異色で、楽しませてもくれた映画でしたね。

マギーとオーナーはいつの間に?
マギーにスゴイ好条件での引き抜きがあったときに
私はてっきりなびくんだろって思っていたのに
彼女が オーナーに打ち明けたので、オヤ?

彼女のふところの深さは、亡き夫の不倫相手とも
知らぬふりして友人として付き合ってきたところに。
その友人が非難の目を向けてきた時に、毅然と決別。
このあたり 滑稽で痛快で  ザマーみろ!(笑)

強烈なイメージで思い出に残る映画になりそうです。
TBさせていただきましたよ。
Posted by うたかた夫人うたかた夫人 at 2008年06月21日 00:42
コメントありがとうございます。

<うたかた夫人さん>
レス遅れ申し訳ありません 寝込んでたもんで(笑)

設定といい、状況といい、なかなかこういった人はいないと思いますが、(笑)
彼女には感情移入できましたね。
相手のミキも意外と純情で(笑)
彼女用のプレゼント用意してたトコなんか泣かせるぅ
Posted by kobaykobay at 2008年06月23日 15:03
あちらの映画は、不幸なシチュエーションをあっさりカラッと描く映画が多いですよね。
邦画では、あまり無いジャンルかも。

「ガープの世界」
「リトルミスサンシャイン」

とか、この手の映画は好きですよー。

おとといBSで観た「ムーンライト・マイル」もそんな映画でした。

この映画も、チェックしておきまーす!
Posted by つのきちつのきち at 2008年06月25日 23:55
コメントありがとうございます。

<つのきちさん>
そういえばそうですね。
明るくしてればなんとかなるさ~的な感じ?(笑)
ワタシ邦画が苦手な原因そんなとこにもありますね。

ワタシまだリトルミスサンシャイン観ていないんですよ
つのきちさん紹介してから気になってDVD店でも見かけたんですが、まだ未見。良い映画のようですね。
Posted by kobay at 2008年06月26日 07:49
「リトル・ミス・サンシャイン」は、
お正月にみたDVDではぴか一でした。
ぜひ、当方の記事も参考にしてくださーい!
Posted by つのきちつのきち at 2008年06月26日 08:14
コメントありがとうございます。

<つのきちさん>
あれから気になっているんすよ
劇場でも観なかったし・・・
Posted by kobaykobay at 2008年06月26日 13:50
 
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