2011年10月16日

クラック補修

我が社の請け負っている現場の一つに
鉄筋コンクリート造の建物補修している現場があり
そこは「ボンドシリンダー工法」と言う工法を採用しているというので
ワタシは初めてだったので見に行ってみた
クラック補修クラック補修
画像ではちょっとわかりにくいですね
興味のある方はコチラを 
http://www.bond.co.jp/bond/business/construction/pdf/shirinda.pdf
コンクリートの宿命でひび割れは逃れる事は出来ない。
もちろんコンクリートの品質や強度、打設時のやり方養生、
その後の環境にもよりますけどね
でも必ずと言っていいほどクラック(ひび割れ)は発生します。
コンクリートはメインテナンスいらない材料と称される時代もあったようですが
そんな神話はとっくに崩壊し常にコンクリートもメンテナンスが必要となっているようです
ましてや高度成長期に建てられたコンクリート構造物は怪しいモノが多いようデス(笑)
たかがひび割れとバカにしてはいけません
そこから水が入りかぶりが少ないような鉄筋などに水がつくと鉄筋は錆び
その膨張によりコンクリートも破壊していきます。
直接、水が付かなくとも空気に触れれば錆びますね
錆びて赤いシミなど出てきたらもうその部分はダメ
まあ直ちに崩壊には繋がりませんがもう本来の強度はそのコンクリートにはありません
ちなみになぜコンクリートの中に鉄筋を入れるかご存じ??
コンクリートは圧縮力、つぶされるチカラには強いのですが
引張力、つまり引っ張られるチカラにはまったく弱いんですね
その部分を補うのが鉄、鉄筋な訳です 
そして錆びるというのは酸化するという事
コンクリートはアルカリ性なので鉄もコンクリートの中にいると
いつまでも鉄でいられるんです(笑)
お互いの利害が一致したと言う事で鉄筋コンクリートが存在する訳ですね
持ちつ持たれつ最強コンビという訳です(笑)

話がだいぶ逸れました。
今回のこの工法 このクラックを埋めるのが主なる目的
注射器のような器具をクラックの部分に沿って等間隔に設置し
樹脂材をゴムのチカラによって低圧でゆっくりと割れ目に注入していくという訳です。

この建物ももう建ってから40年近いのでしょうか??
検査の結果 構造的に致命的な箇所は無かったようですが
そのままほっとく事出来ない細かい傷のような破損箇所は何箇所もあったようです
破損の進行を止める今回の工事
人間の身体もそうですが早期発見早期治療が大切な事には変わりません
それがまた一番のコストダウンにも繋がるのです。
クラック補修
ワタシらからすると本当は
全面化粧工事までしてくれるとありがたかったのですが
そこまでの分のお金はなかったようデス(爆)








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Posted by kobay at 16:16│Comments(2)仕事
この記事へのコメント
色々な工事があるんですね?
何事も早く手を打てばいいのでしょうが、困ってから行動するのが現実ですよね?
車なんかもそうですよね?それで押すハメに…あ、個人的な事ですいません(苦笑)

今 お客様も厳しいのですね?(苦笑)・・・
Posted by がんじい at 2011年10月16日 22:29
コメントありがとうございます。

<がんじいさん>
経年劣化で建物もドンドン傷みますからね
メンテナンスも大切ですね
だから我々の仕事もあってイイのですが(笑)

お客の事情もいろいろございまして・・
上手くいかないのが世の常です(爆)
Posted by kobaykobay at 2011年10月17日 09:16
 
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