2010年04月14日

PDCAサイクル

先だっての駒ヶ根で起きたクレーン作業の大きな事故 
結局現場は安全が確認されるまで1ヶ月以上かかりようやく再開できたようである。
事故の損害以外のここに至るまでの損害たるやいったい幾ばくになるのやら・・
たぶん情報としても公にはならんだろうけど、参考までに知りたいモノである。


PDCAサイクル
「労働安全衛生マネジメントシステム」(OSHMS)
 事業者が労働者の協力の下に「①Plan(計画)→②Do(行動)→③Check(確認)→④Action(改善)→①Plan(新しい計画)・・・」(PDCAサイクル)という一連の過程を定めて、継続的な安全衛生管理を自主的に進めることにより、労働災害の防止と労働者の健康増進、さらに進んで快適な職場環境を形成し、事業場の安全衛生水準の向上を図ることを目的とした安全衛生管理の仕組み。

 経営学のマネージメントなどでよく使われている「PDCAサイクル」だが、安全最優先の意識を徹底させるために労働安全マネジメントシステムでも活用されていて、危険元凶を特定しリスクアセスメントを行うことでリスク低減を継続的に(スパイラル状に)向上実施する体制を目指している。
「OSHMS」は、Occupational Safety and Health Management Systemの頭文字でILOにおいてOSHMSに関する指針等が策定されているが、日本でも厚生労働省から「労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針」(平成11年労働省告示第53号)(OSHMS指針)が示されている。

~労組書記長社労士のブログより


あれだけの大会社 安全に対する運動、活動をやっていないはずがない 専門部署もあるはずだ
とすれば いかに今まで形だけのその場限りで済ませていたかが うかがい知れる。
そうでなければ我々から見ればちょっと考えられない事故である。
クレーン車が前のめりに倒れるなんて・・有資格者が居たかどうかも怪しいモノである
安全装置を解除していたオペも問題だが明らかに玉掛けした人間に問題がある。
結果的に現場内に置いてそれぞれ下請け会社が勝手に作業をしていて
さらに第3者を巻き込んだ形の事故としか思えない。
これじゃ利益優先の安全第二第三主義だと言われてもしょうがない。

この先あの会社がどういう行動で信頼回復に努めるか見守りたいが
下請会社でもないし、取り引きもないので手段がない
また現時点でHP見る限り事故に関する記事やそれに伴う謝罪やお詫び文もない。
何事もなかったかのよう 未だ信頼回復の姿勢は見られない。
そして今回のことでただあっさり下請を切ってしまったらしいが、(ホントのとこはよくわからない)
はいそれでお終いという形にだけはしてほしくないし
それではあまりにゼネコンとしても 無責任てものだろう。
さんざんいろんな現場を共に造り上げてきたはずなのだから。
今回のことに於いてもさも自分たちが被害者面しているようでは
それこそまた違う面で必ず歪みが出てくると思う。
事実今までそうやって野放し状態だったから今回のような大事故に繋がってしまったのだろう
ここに至るまで少なくとも何回か前兆となるモノは経験しているはずである。
言っても是正しない下請を切るのはこの時点である

PDCAサイクル 
ある問題に対し解決していく上で実に有効な手段の一つで
本気になってやれば作業員ひとりひとり確実に目的に対して認識理解できるのである。
釈迦に説法するわけではないが
壁にぶち当たったらやはり基本に戻って一からやり直すことである

なぜそういう結果になってしまったのか 
共に検証し計画を立て行動、確認していかなければ決して改善には繋がらないし
それを行う事が当事者の責任だ
それが亡くなった人に対する義務であり一番の供養になるのだから


  PDCAサイクル


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Posted by kobay at 14:14│Comments(0)仕事
 
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