タクシードライバー Taxi Driver
ベトナム帰りの青年トラヴィスは、夜の街をタクシーで流しながら、不浄な世界に苛立ちを感じ始めていた。そんな中、選挙事務所に勤めるベッツィと親しくなるトラヴィスだったが、彼女をポルノ映画に誘ったことで嫌われてしまった。やがて、闇ルートから拳銃を入手し、彼の車に逃げ込んできた13歳の売春婦アイリスを救うために組織へと乗り込んでいくのだった。
カンヌ映画祭でグランプリを獲得し、マーティン・スコセッシ監督、ロバート・デニーロの名を知らしめた問題作。夜のNYの街を走る、ひとりのタクシードライバーを主人公に、大都会に潜む狂気と混乱を描き出す。
上映最終日にロキシーさんで鑑賞 上映途中フィルムが切れるというアクシデントにも見舞われたが
マーティン・スコセッシ監督、ロバート・デニーロさんの作り出した世界は未だ色褪せていなかった。
大人になり、50を前にして、観た感想は高校生の頃、観た衝撃とほとんど変わらない。
返って今、観た方が現実味を帯びてそうでリアルにコワイ。
当時トラビィスをヒーロー視する友人もいたが、ワタシには変人にしか写らなかった。
トラビィスの狂気に満ちた変貌はみるモノを圧倒する。わかっていてもあのモヒカン姿あたりからの
何をしでかすのかわからない怖さがあった。いわゆる目がだんだんと すわってくるのである。
結果、一歩間違えれば犯罪者だったのにヒーローとなり、
また何もなかったかのごとく社会の一員に戻り普通の生活をする。
これがまた同じ人かと思わせるほどやわらかくなったトラビィス演ずるデニーロもスゴイし
病んだアメリカ社会を浮き彫りにする。果たして彼が満足する社会、世界は来たのでしょうか。
これ若きジョディフォスターや監督も出演してて面白く確認しながらも観たが、
ヒモ役で出演してたのがハーヴェイ・カイテルさんだったとは思いませんでした。
大袈裟に言えば胸のつかえが取れたようで(笑) 結構あのヒモもインパクトあるんですよね。
最近では
ナショナル・トレジャーシリーズでFBI捜査官役をイイ感じで演じてますね
長野ロキシーさん ありがとうございました。
途中でフィルムが切れてしまい、大変でしたが楽しませていただきました。
フィルムが切れたお詫びの印と鑑賞者全員に無料招待券を配ったようで
ワタシなどかえって申し訳ないです。ありがたく使わせていただきます。(笑)
こういった名作を劇場で鑑賞できる!! ホントありがたいッス。
タクシー・ドライバー(1976) - goo 映画